広告屋の異常な愛情

~または私は如何にして心配するのを止めてタバコを愛するようになったか~

あんな怖い映画見たことねえ!と言われたので映画『ババドック』見てみました。

こんにちは。

先日飲み屋やっている友人から、

 

『お前、あれ見た?ババドック。あんな怖い映画見たことねえ!』

 

と言われてスルーしていた『ババドック』見てみましたよ。はい。結果、まあ怖いっちゃあ怖いけど今まで見たこと無いほど怖いかというとノン。

ストーリはamazonから引用。

≪STORY≫

本当の姿を知ったものは、死を欲してやまなくなる…。

夫を悲惨な事故で失ったシングルマザーのアメリアは、一人息子のサミュエルと共に暮らしていた。サミュエルは学校でしばしば暴力的な行動を起こす問題児。言うことを聞かない息子に手を焼き、アメリアは疲れ果てていた。一方、サミュエルは、母親の読み聞かせで眠りにつくのが習慣で、その日はアメリアの知らない一冊の本を取り出し、彼女に読んで欲しいとせがむ。どこか薄気味の悪いその絵本は「ババドック」というキャラクターが登場する不思議な本だった。それ以降、子供部屋に何かがいると主張するサミュエル。アメリアは毎夜騒ぎ立てるサミュエルにうんざりし、相手にしていなかったが、徐々にその謎の存在が、彼女のもとにも忍び寄っていることに気づくのだった…。

ここからはネタバレ上等の感想文なので、ネタバレ嫌な人は飛ばしてね。

あんまり怖くはなかったけど、まあ怖いっちゃあ怖い。特にアメリア役のエシー・ディヴィスって女優さんと、サミュエル役のノア・ワイズマンって子役の演技の巧みさ。あと単に子役の見た目の不気味さ。シングルマザーの疲れた感からの、爆発はまあ怖い。見終わるまでは、シングルマザーが子育てノイローゼの妄想だと思わせるシーンが満載で、結局妄想で終わるのかと思ったらさにあらず、なんだ、ババドックという異質の『何か』はやっぱり存在しているのね。って終わり方でした。そこがとてもとても残念。映画見ている時に想像していた結末は、

①結局シングルマザーの育児ノイローゼ。悪化した結果、子供殺しちゃう。

②全てがマジック好きの子供の演技、仕掛け。

だったんですよ。①はまあ普通過ぎるので、ラストで②だった的な感じだったらよかったなー。②だったら怖いかというとそうでもなさそうだけど。でも②の可能性はまだ残っていると思うのですよ。その要素は完全に否定できない。そう思わせるシーンとして、

 

  • 子供が一人で見ているマジックのDVDで出演者が『このマジックでみんなを驚かせましょう、楽しませましょう。そして怖がらせましょう。』とか言っているシーンが映される。
  • 子供がいとこをツリーハウスから落とした時の悪そうな顔。(これは地顔のせいかも)
  • 子供はババドックをめちゃくちゃ怖がっていたのに、後半はそうでもない。
  • 母親がおかしくなった時に子供が母親を床に縛り付けるのだが、やたら手際がいい。てか、なんでそんな縛り方知っているのか。
  • 子供の誕生日に旦那が死んだので、子供は誕生日に祝ってもらった事がなかったが、事件後には誕生日に祝ってもらうようになって喜んでいる。

 

とか。まあそれも否定できるシーンもあって無理筋でもあるのですがね。個人的な好みとしては②の方がよかったかな。感想終わり。

さて、飲み屋やっている友人、何でこの映画をそんなに『怖い!』と思ったのでしょうか。彼氏、学生の頃からホラー作品けっこう見ているはずで、なんでこの映画がMAX怖いと思ったのか。とか考えてみたら、最近、彼氏の子供が大きくなりだして育児に手間がかかる時期。お前お店が忙しくて子育てできず、嫁が育児ノイローゼにならないか、ビビッたんだろ!!とかちょっと思ったけど、言ったら怒られそうだから言いません。この映画、子育てしない男親に見せたらいいかもね。

バ・バ・バ、ドック・ドック・ドック。 

では。